徹底解説!「筋力アップ=代謝アップ」この仕組みが痩せやすいカラダ作りにつながる!

ダイエット

 

今回のテーマは、「筋肉量が増えるとなぜ痩せやすくなるのか?」ということ。

トレーニングをして筋肉量が増えると、代謝が上がり痩せやすくなるということは、よく耳にすると思います。
折角痩せてもリバウンドしてしまっては、これまでの努力が水の泡ですよね。
リバウンドしないカラダ(=痩せやすいカラダ)を手に入れるには、
この「代謝」という言葉が大変重要なキーワードになってきます。
代謝のなかでも知っておいて頂きたいのが、①基礎代謝 ②活動代謝 です。

①「基礎代謝」

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すごく簡単に言うと、何もせず、生きているだけで消費するエネルギーのことです。
専門的に言うと、空腹時(食後12〜15時間経過後)に20℃の室温で静かに横になり目覚めている(目を開いている)状態のエネルギー代謝です。
代謝全体の60%を基礎代謝が占めます。
その内、骨格筋が占めるエネルギー代謝の割合は22%で、筋肉量が1kg増えると基礎代謝は13kcal上昇します。
と言っても、たったの13kcalですね。
これだけだと筋肉量を増やしてもダイエットに効果はないのでは?と思う方もいると思いますが、代謝にはもう一つ、活動代謝というものがあります。

②「活動代謝」

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活動代謝とは仕事や運動などといった日常生活の中で体を動かすことで消費されるエネルギーのことです。
日頃から運動をしたり肉体労働の人はこの代謝量が高いのですが、デスクワーク中心の人や運動をしない人はこの代謝が低くなります。
体を動かすことでの消費エネルギーが一番多いように思いますが、代謝全体の20~30%程度であり、基礎代謝と比べると少ないのです。

ではなぜ、「筋肉をつけると痩せる」のでしょうか??

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確かに基礎代謝の増加という意味では筋肉の増量の効果はあまりないかもしれませんが、痩せる為に筋肉をつけるのはとても重要です。
と言うのも、私たちは一日中寝て過ごしている訳ではなく、通勤したり、買い物にいったり、掃除をしたり、
必ずなにかしらの活動(活動代謝)を行っているからです。
筋肉は活動することで糖や脂肪などを消費してくれます。
筋肉を車に例えるならばより大きな車(筋肉量が多い)のほうが軽自動車(筋肉量が少ない)より多くのエネルギーを使いますよね。
つまり筋肉量が多ければ、ガソリン(食事)を入れた時に、それを早く消費してくれるのです。

車であれば消費量の少ないエコカーが好まれますが、人間であればエコカー状態は食べたものの多くが体に蓄積されてしまいます。当然ガンガン消費してくれた方が嬉しいですよね。

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つまり筋肉の量が多いと、より多くの糖や脂肪をエネルギーとして消費をしてくれるため、
痩せやすい(太りづらい)体につながるのです。
また筋肉が増えるメリットはこれだけではなく、
筋肉が増えるとき、他の組織も増えます。
内臓も大きくなり、血管も増え、骨も強くなります。
実際に基礎代謝を測定すると、13kcalよりも遥かに多くのカロリーが消費されるとも言われています。
もうお分かりですね。
痩せやすい体を作るためには、
代謝をあげることが近道であり、
代謝をあげるためには筋肉をつけることが条件になってくるのです。
美しい女性

ABOUTこの記事をかいた人

奥野雄大

TIP.X.TOKYO新宿を中心に活躍するパーソナルトレーナー。
社内では、研修教育担当として新人育成も担当する、知性豊富なマルチプレーヤー。
スタイル抜群の190cmの高身長。
持ち前の優しい人柄で、時に優しく、時に厳しく、お客様の理想の体に導きます。

【コンテスト実績】
ベストボディさいたま大会出場