筋肉痛と超回復の基礎知識

ボディメンテナンス麹町店で活動しています今野頌太です。

本日は、筋肉痛と超回復についてお話ししていきます。

筋肉痛とは?

トレーニングをしている人なら筋力トレーニングを行った翌日、あるいは終日後に筋肉が痛くなる現象いわゆる「筋肉痛」を経験した事が無い人はいないでしょう。

しかし、現在で筋肉痛の原因がこれだ!!というようなものがありません。仮説はありますのでそれをご紹介していきます。

ちなみに一般的に言われている筋肉痛は「遅発性筋肉痛」といいます。

・疲労物質の蓄積
ハードな運動を行えば行うほど、筋肉の中には乳酸などの疲労物質が溜まってくることが分かっています。溜まった疲労物質が痛みを起こす、というのが筋肉痛発生の原因の1つとなります。
疲労物質は運動直後に増加しているので、運動直後に起こる筋肉の痛みは主にこれが原因だと考えられてきました。

・筋組織の損傷
筋肉は大きな力で収縮を繰り返すと、断裂を起こすことがあります。この傷ついた部分が炎症を起こすことによって、痛みが発生するということです。また、筋肉が傷ついてボロボロになった筋肉の組織は1度分解されてからその部分に新しい筋繊維が合成されるという反応が起こります。

最近では、乳酸は疲労物質ではなく、逆にそれを取り除いてくれる役割があるということがわかったということです。なので、乳酸が筋肉痛を起こす直接の原因ではないということが言われています。

今のところ、疲労して傷ついた筋繊維を修復する時に炎症が起き発生した物質が筋膜を刺激することでs痛みが出るということが言われています。

このようにさまざまな要因が筋肉痛に関係しているのです。筋力トレーニングを行うと筋肉痛になることはよくあると思いますが、筋肉痛にならなくても筋肉は発達させることはできるのです。筋肉痛にならないからと無理なトレーニングはケガや故障のリスクが高まりますので気をつけましょう。

超回復とは?

超回復とは、トレーニングを行った後にカラダが単純に「疲労が回復する」というだけでなくトレーニングをする前のカラダの状態よりも「強くなる」という反応が起こります。

これを超回復と呼びます。

超回復の仕組みについて

トレーニングをしっかり行うと、疲労によって元気な状態から一時的に疲労によって能力の低下が起こります。そして、栄養を補給し時間が経つと疲れが抜けてきて能力もだんだんと回復していきます。しかし、カラダのすばらしいところは「完全に疲労が回復すると、能力はただ元に戻るだけではなくトレーニング前のカラダの状態よりも上がる」のです。

これが超回復と言うことなんです。
悟空やベジータみたいにサイヤ人に近い感覚ですね。笑

いつも重いものを持っているとだんだんその重さに慣れてきて、もっと重いものを持ち上げる事が出来るようになりますよね。

この超回復を何度も繰り返すことによって超人的なカラダや能力は造られていくのです。ですのでトレーニングは人体を強くすることが出来るのです。

また、疲労が完全に回復しないうちに次のトレーニングをしてしまうと、逆にどんどん能力が低下していってしまいます。

これがオーバートレーニングという状態です。

カラダを強くしたい、大きくしたいからと言ってトレーニングのやり過ぎはNGです。
トレーニング後はしっかりカラダを休ませてからトレーニングを行うように気をつけましょう。

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